フィリピンでカジノが新しくオープン

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フィリピンのSMメガモールでのイベント、そしてエドサを走るラッピングバス。

マニラに滞在していて、よく「City of Dreams」の宣伝を見かけるようになりました。

シティ・オブ・ドリームス(City of Dreams)といえば、

マカオのタイパにあるカジノ・ショー・食事・ホテルを一箇所で楽しむことができる複合レジャー施設です。

マカオに旅行するとフェリーターミナルや空港などで看板など見かけます。

そのシティ・オブ・ドリームスが2015年1月14日にマニラニノイアキノ空港(NAIA)近くに開業しました。

シティ・オブ・ドリームスの運営会社

当初は、ベル・グランデ マニラベイと称されていましたが、シティ・オブ・ドリームスへ名称変更されています。

開発プロジェクトは、

・SMグループ
・マカオのカジノ王
・オーストラリア大富豪

によって進められています。

SMグループは、デパート、ショッピングモール開発、不動産開発、銀行業など展開する巨大グループ。

その傘下の娯楽・不動産企業ベル・コーポレーション(Belle Corporation)と、

マカオのカジノ王、スタンレー・ホー氏の息子ローレンス・ホー氏とオーストラリアの富豪ジェームス・パッカー氏が主な株主である、マカオの大手カジノ運営会社メルコ・クラウン・エンターテインメント(Melco Crown Entertainment Limited)その傘下である、フィリピン上場企業メルコ・クラウン・フィリピン・リゾーツ(Melco Crown Philippines Resorts Corp)により開発されています。

フィリピンのカジノ関連銘柄の推移

MCPの株価推移は、(Melco Crown Philippines Resorts Corp)

2012年12月7日:16.46PHP
2013年6月25日:7.60PHP
2013年12月19日:14.40PHP
2014年12月2日:15.12PHP
2015年1月8日 :12.40PHP

直近1年では、−9.2%

RWM(Resort World Manila)(Travellers International Hotel Group Inc)

2014年6月20日:9.20PHP
2014年8月22日:7.98PHP
2014年9月26日:9.80PHP
2014年12月18日:6.80PHP

直近1年では、−26.76%

BLOOM(Bloomberry Resorts Corp)

2012年5月2日:9.01PHP
2013年12月16日:8.30PHP
2014年10月31日:15.52PHP
2015年1月9日:11.50PHP

直近1年では、+32.57%

フィリピンのカジノ関連銘柄でも様々な値動きとなっています。

マカオとシンガポールのカジノ売上減少

中国の景気後退だけではなく、腐敗取締キャンペーンにより、中国人富豪達が、マカオでお金を大量に使うことを控えるようになっています。

ウェルズ•ファーゴ(Wells Fargo)証券は、2014年12月のマカオの1日当たり平均カジノ売上の推計に基づき、12月のカジノ売上の見通しを前年同月比23から27%減に下方修正しています。

シンガポールは、2010年にカジノを解禁し、マカオ・ラスベガスに続く世界3位の規模になっていますが、2014年8月に発表されたゲンティン・シンガポール社の純利益は、4から6月期、前年同期比27%減となっています。

理由は、主要顧客の中国人旅行者からの資金回収が、中国の景気減速の影響などで遅れ、貸付金の貸倒引当金が前年同期から急増したのが原因とされています。

マカオ・シンガポールが、売上を大幅に減らしている中、マニラはいかに、マカオ・シンガポールの顧客を取り込み、売上につなぐことができるか?

2015年どういった数字が各運営会社から発表されるのか注目です。

photo credit: window lightroom 瘋狂的窗口 via photopin cc

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