「時間を味方につける」長期積立投資の活用方法をさらに追求してみた。
安定した給料収入がある現役サラリーマンの内に、10年後の引退を想定して投資を開始する想定をしてみよう。
今回は50歳になった有塚さんに登場してもらう。
有塚さんは現在50歳。10年後60歳での退職に備える形で海外の積立型投資を開始した。
土日の週末を活用することで、金曜日1日だけ有給届けを取得する形で、飛行機に乗ってアジア最大級の金融大国である香港に来て、積立型投資を契約したのだ。
有塚さんが実行したことは次のことである。
- 年間5%の利回りでまわるファンド型の金融商品。
- 月々10万円の積立で25年契約を結ぶ。
- 最初の10年間は月々10万円での積立をした。
- 11年目から25年目までの15年間は一切積立をしなかった。
- 11年目から15年目までの5年間は、逆に月々25万円のお金を毎月引き出し続けて使った。年金が至急される60歳から65歳までの5年間を、この25万円を基本として生活していたのである。
- 15年目以降はこのお金にテヲツケず、そのまま定期預金の感覚で置いていた。
以上を実行したところ、有塚さんはどうなったのか?
なんと10年間で貯めた分が1,200万円。その後引き出した金額が1,500万円になった。さらには、満期の25年目には2,606万円もの受取金が発生したのだ。
有塚さんは会社からの退職金をもらえた上で、2度めの退職金として75歳の段階で2,606万円をもらうことができたのである。60歳で退職後、65歳に年金支給開始になるまでの間、毎月の安定した収入を受け取り続けることもできてしまったのである。退職した後に、年金が支給されるまでの間、安定した収入を積み立て続けたお金から受け取ることができた。
有塚さんは50歳という年齢になってからも、「時間を味方につける」ことで、他の同僚たちとは一味も二味も異なる、大きなメリットを得られる優雅な老後を送ることができてしまったのである。
50歳の時に決断をしたことで、退職後に給与収入を得るがために、再就職をする形で老体にムチを打ちながら、自分よりも一回りも二回りも年下の、若い人たちに頭を下げ続ける老後を送る必要がなくなったのだ。
50歳の有塚さんでもこんなに大きなメリットを受けることができた「時間を味方につけること」。当然さらに若ければ若いほど大きなメリットを受けられることができる。
それが長期積立投資などに代表される「時間を味方につける」投資手法。「生涯収入5億円倶楽部」メンバーとして、みらいを安心・安定を掴み取るための手段の一つとして、考えるべきことである。
たとえばあなたは今、一つでも二つでも「時間を味方につける」投資を既に始めているだろうか?
お年寄りになるとお互い体も頭も動かなくなって来てしまうもの。まだ旅に出かけられる今の内に、海外に出かけて見聞を広げたいものである。みらいの自分や家族を守るために、「時間を味方につける」仕込みを実行しておくことは人生の中でも重要なことなのではないだろうか?