気に入ったカフェがあるけれど、時間帯・曜日によって混雑したり、電源やネットなど環境がいまいちだったり、まとまった期間、1箇所に滞在することが決まっている場合、より快適な作業環境を確保するために、レンタルオフィスやワーキングスペースを確認するのは、1つの方法かと思います。
今回は、フィリピン・マニラ周辺のサービスオフィス、ワーキングスペースの相場と法人利用時の注意点についてです。
マニラのサービスオフィスなど価格一覧
・Optimal Office Space Solutions
場所 ：マカティ市
稼働曜日 ：月曜日から土曜日まで
営業時間 ：平日8時から17時まで
土曜日8時から12時まで
8時間利用 ：600PHP
住所貸し ：月1,000PHP
サービスオフィス：月25,000PHP
・VOFFICE
場所 ：マカティ市
稼働曜日 ：月曜日から土曜日
営業時間 ：平日8時から17時
土曜日8時から12時
住所貸し ：月1,500PHPから
サービスオフィス：月3,060PHPから
・co.lab
場所 ：パシッグ市
稼働曜日 ：月曜日から金曜日
営業時間 ：9時から21時
1日利用 ：550PHP
フリーデスク ：月6,500PHP
固定デスク ：月12,000PHP
・HONEYCOMB MANILA COWORKING
場所 ：マンダルヨン市
稼働曜日 ：全曜日
営業時間 ：8時から24時
1日利用 ：400PHP
ワーキングスペース：月7,250PHP
・47 EAST
場所 ：ケソン市
稼働曜日 ：月曜日から土曜日
営業時間 ：8時から20時まで
（土曜：9時から18時）
1日利用 ：350PHP
ワーキングスペース：月5,000PHP
法人利用 ：年40,000PHP
住所貸し・書類の受取は、月1,000PHP＝約2,740円から
ワーキングスペースは、月5,000PHP＝約13,700円から
が相場となっています。（＊2015年8月現在調べ）
マカティ中心部には、日本や他の国にも展開している大手のレンタルオフィス会社がありますが、運営会社のWEBサイトには、価格が明記されていないケースが大半で、問い合わせベースになっています。
日本語対応サービスを希望の場合には、料金が高くなる可能性があるので、事前に確認が必要となります。
東京・渋谷の費用を見ると
稼働曜日：平日・土日祝
営業時間：平日9時から22時
：土日祝10時から20時
1日利用 ：土日祝2,000円
初期費用：10,000円
法人利用：45,000円
（法人登記や郵便物の受付なども追加料金なしに可能）
稼働曜日：平日・土日祝
営業時間：9時から22時
時間利用：864円
初期費用：10,000円
ワーキングスペース：19,440円から
郵便受取：3,240円
法人登記：5,400円
稼働曜日：平日・土日祝（年末年始除く）
営業時間：24時間
1日利用 ：1,000円から
ワーキングスペース：15,000円から
郵便受取：5,000円
法人登記：10,000円
住所貸し・書類の受取は、3,240円から
ワーキングスペースは、15,000円から
になっています。
フィリピンの相場と比較しても、それほど大きな違いはありません。
日本の場合は、選択肢が多く、プランも様々なので、都心で探している場合には、自分に合ったプランを簡単に見つけることができそうです。
フィリピンで法人登記する場合
レンタルオフィスに法人登記を考えている場合、注意しなければならないのは、フィリピンでは、法人を設立して、本店として登記する場合、住居専用地域には登記が出来ませんし、登記可能地域でも、管理規約などで、法人登記が認められないビルがあることです。
また、ITや輸出がメインになり、売上の60％以上が、フィリピンペソ以外の外貨になる場合には、「外資企業」としてフィリピン法人の立ち上げが可能になり、全ての役員に外国人を置くことができ、経営決定権を持つことができます。
「外資企業」は、外資優遇策のPEZA（Philippine Economic Zone Authority）に登録できれば、法人税や関税の免除など優遇措置を受けることができるため、PEZA登録されているビルなのかは、事前に確認が必要となることです。
このあたりの情報の比較・検討が面倒だと感じる場合には、フィリピン現地で、外国人による法人設立に精通しているサポート事務所に依頼するのが最善策かと思います。
