現地日系不動産会社代表が日本入りし、マレーシア・ジョホール不動産セミナーが、1月21日に大阪、1月22日に東京で開催される。
日本人が、リタイアメント先として選ぶ国9年連続No1が、マレーシア。
(ロングステイ財団「日本人の海外ロングステイ希望先」調査より)
日本から、飛行機で約7時間の場所に位置するマレーシアがリタイアメント先として人気の理由には・・・
・温暖な気候が、年間通して安定して、自然災害が少ない。
・日本に比べて、物価が低いため、生活コストを安く抑えられる。
・日本語で、受診可能な病院が多数ある。
・長期滞在のためのビザが取得しやすい。
といった点が挙げられる。中でも大きな注目を集めているのが、第二の都市であるジョホールバルになる。
ジョホールバルが注目されている理由
ジョホールバルが、首都のクアラ・ルンプール以上に注目されている3つの理由。
まずは、その立地。車に乗ってドアtoドアで40分で、シンガポールの中心地であるオーチャードに到着する。ファッション、生活雑貨などが充実したショッピングモールが軒を連ね、TAKASHIMAYA(高島屋)に入ると、日本のものが何でも購入できる。
ジョホールバルで、自然に囲まれた生活を楽しみながら、少し足を伸ばして、シンガポールでは都会を楽しむ。世界でも類を見ないくらい気軽に2つの地域を満喫できる環境なのだ。
次に、教育移住先として。
近年、医療で有名なニューカッスル大学、工業で有名なサウザンプトン大学、英国キャサリン妃の母校であるマルボロカレッジなど様々な特徴あるインターナショナルスクールが続々と開校。
マレーシアは、多民族国家なので、英語、中国語、マレー語3つの言語が、日常的に使われており、複数言語を習得でき、さらにこの地域では、寄宿舎が充実していることから幼少のころから一流の学校に子供を入学させたいと考えている家族が、シンガポールからだけではなく、日本や韓国からもジョホールバル州に移り住んでいる。
そして最後に挙げられるのが、大規模な地域開発計画。
現在マレーシアでは、5つの大きな地域開発計画(コリドー計画)が進められていて、
1)イスカンダル開発区プロジェクト(IDR)
2)北部回廊経済地域(NCER)
3)東岸経済地域(ECER)
4)サバ開発回廊(SDC)
5)サラワク再生可能エネルギー回廊(SCORE)
この5つの計画の中でも、圧倒的に魅力があるのが、ジョホールバルで行われているイスカンダルプロジェクトになる。
2006年から2025年にかけて、シンガポールの面積の2.5倍から3倍の地域を対象に、
・電気、電子、石油化学の産業の強化
・金融、教育の新産業の形成
・居住、レジャー地域の開発
を目的としており、総開発費約10兆円・年間6%の経済成長を目標に掲げている。
が、それだけではない。
シンガポール政府の積極的な推進があるのだ。
アジアの観光・金融サービスの拠点へと成長したシンガポール。
今後の成長を考えると、国土が狭いことと、少子高齢化が進んでいることが、大きな障害となっている。そこで、マレーシアの豊富な人口を確保し、国土を共同開発することで、さらなる経済成長の道を探っている形になる。
先進国入りを目指すマレーシアにとっても、シンガポールから投資先に選ばれることは利益であり、シンガポール中心部からジョホール州をつなぐ鉄道開業も予定されるなど、関係が密になっている。
イスカンダルプロジェクトは、スタートしてすでに10年が経過しているが、シンガポールの企業からだけではなく、海外からも投資が入り続け、500億米ドルを超える規模になっており、5つ星ホテル、テーマパークのレゴランド、大型アウトレット・ショッピングモールなど次々とオープンしている。
マレーシア・リンギット(MYR)の為替レート推移と皮算用
海外での生活、投資を考える上で、重要になってくるのが、日本円と現地通貨の為替レートになる。
マレーシア・リンギットは、対日本円で、どのように推移しているかというと・・・
過去1年間
高値:1MYR=29.297円(2016/2/1)
安値:1MYR=24.224円(2016/11/14)
過去5年間
高値:1MYR=35.146円(2014/11/27)
安値:1MYR=24.224円(2016/11/14)
過去10年間
高値:1MYR=36.135円(2007/5)
安値:1MYR=23.842円(2011/9)
(*iPhoneアプリ「xe currency」のレート参照)
1MYR=24円台から35円台がおおよその為替レート推移の範囲になっている。2017年1月現在では、1MYR=25円から26円台で、過去10年の為替レートからすると、マレーシア・リンギット安、日本円高の状態になっていると言える。
ここからは、皮算用になるが、今のタイミングで、30万MYRの定期金を組むとすると・・・
5年定期の利率は、年3.40%(HSBCマレーシア)
5年後には利息で、51,000MYRが付く。日本の定期預金は、日本銀行のマイナス金利政策導入により、大手銀行の定期預金利率は、0.01%程度に設定されているので、利率の良さに驚くかもしれない・・・
円高水準の1MYR=26円で、マレーシア・リンギットに両替して、ほぼレートの中間水準である1MYR=30円で日本円に戻したとすると・・・
780万円/1MYR26円=30万MYR
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
30万MYR+51,000MYR=351,000MYR
351,000MYR×30円=10,530,000円
定期預金と為替差益で、273万円のリターンとなり、トータルで、35%プラス年間で、7%プラスになる。
定期預金という、運用に心配がなく、毎月成績をチェックする必要がないリスクが低いとされる商品で、これだけのリターンを狙えるのは、魅力が高いのではないだろうか。お金がお金を生む形で、じわじわと増えていくことになる。
ちなみに、マレーシアにも預金保証制度は存在している。HSBCマレーシアの定期預金利率の掲載ページでは、「Eligible for protection by PIDM」という表記がある。PIDMは、Perbadanan Insurans Deposit Malaysiaの略で、2005年に設立された政府機関。
PIDMによる預金保証額は、1名義の口座に対して、250,000MYRまでで、マレーシア・リンギット口座と外貨口座を合わせた額になる。
中国人が国外不動産を爆買いしている現状
「中国人の爆買いが、ジョホールバルに!?」
平日で、1日で300名から500名
土日・週末ともなると、1日で1,000名から2,000名
中国本土からジョホールバルまで、中国人が訪れているという。単に観光目的ではなく、富裕層たちが投資先を求めて・・・
ジョホールバルで2015年に立ち上がった中華系デベロッパーによる新しい巨大不動産プロジェクトがあるのだが、販売開始すると瞬く間に、20数棟ものコンドミニアムが完売状態になってしまっている。
中国人が、積極的に国外の不動産など投資商品を購入している背景。
その1つに、中国人民元安がある。過去10年の米ドルと人民元為替レートは、2006年から2014年に向け、徐々に人民元高になっていった。
しかし、2014年1月からは、人民元安の方向となり、2008年頃の水準まで戻るV字のチャートとなっている。中国人民銀行が、元安水準で基準値を設定したことで、投資家からは、「さらなる元安を容認している」との観測が高まり、人民元を早いタイミングで、国外資産へ転換する動きが強まっている。
2016年は、中国から海外への資金流出額が、流出ー流入=約35兆円規模2015年に比べると6割増で、過去最大規模となったことからも明らか。資金の流出先の1つが、ジョホールバル不動産になっている可能性が高い。
「ジョホールバル不動産」セミナー開催
1月21日(土)、22日(日)14時から、「ジョホールバル不動産」に関するセミナーが、大阪と東京のセミナールームで開催される。
・セミナー内容
海外不動産の火付け役とも言えるマレーシアジョホールバル。イスカンダルプロジェクトとシンガポールに隣接する地政学的なメリットから、今後の成長を期待され、多くの日本人の方がジョホールバルの不動産を購入されている。一時は不動産バブルに賑わったこの地が、現在はどのような状況になっているのか?
プレビルドが当たり前の不動産市場から、現物市場、競売市場などが誕生しており、不動産投資の王道が「安く買って高く売る」なら、まさに今がその時期になっている。実際の建物を見て、確かな品質の不動産を購入することも可能。
ジョホールバルの魅力は、不動産だけではなく、移住、ゴルフ、子供教育、事業にも適切なエリアとなっていること。ご自身のライフプランに合わせたジョホールバルの有効活用方法を現地の日系不動産会社代表と共に検討できる。
・セミナー:
「ジョホールバル不動産紹介セミナー」
・日時・場所:
1月21日(土)大阪会場:14時から16時予定
TKPガーデンシティ大阪梅田 ミーティングルーム10C
1月22日(日)東京会場:14時から16時予定
TKP東京駅八重洲カンファレンスセンター カンファレンスルーム8D
・セミナー参加費用
1,000円(会場費として)
追伸1
日本では、まだその存在がほとんど知られていないジョホールバルの巨大不動産プロジェクトがある。ジョホールバルとシンガポールの間の海峡を一部埋め立てる形で、20年間かけて「巨大な近未来の街」を作り上げるものになる。イスカンダルプロジェクトには、10年間で世界中から500億ドル(約5兆2,237億円)のお金が入っている。
それに対して、「巨大な近未来の街」プロジェクトは、合計1,000億ドル(約10兆4,475億円)規模になる予定。たった1つのプロジェクトにもかかわらず・・・
「巨大な近未来の街」が、どういった形で実現されていくか?
追伸2
ジョホールバルにあるスナイ国際空港。シンガポールとの国境からは、車で約30分ほどの距離に位置する。
以前は、マレーシア国内便がメインで、国際便がほとんど無かったのだが・・・近年になって、中国、タイ、ベトナム、インドネシアと続々と渡航できる国が増えてきている。
シンガポールのチャンギ国際空港へのアクセスも、車で約45分から1時間なので、日本では考えられないくらい軽いフットワークで、他の国を気軽に訪れることが可能なのだ。
追伸3
「ジョホールバル不動産紹介セミナー」は、ジョホールバルを拠点としている現地の日系不動産会社代表が、
・ジョホールバルの今を現地の不動産屋どう思っているか?
・今後のジョホールバルの展望は?
・ジョホールバルを移住先として考えてよいのか?
・どんな不動産が良いのか?
を中心にお話しされるセミナーになる。現地の日系不動産会社は、マレーシア現地の不動産販売だけではなく、200戸のコンドミニアムユニットの管理、移住・インターナショナルスクール体験サポート事業を行っているので、マレーシアの今の状況を細かく把握されている。
マレーシア現地に渡航することなく、現地の生の声を聞け、相談できるので、参考になるのは間違いない。