海外に出てから、一部銀行や郵便局でステッカーをよく見かけるようになり、気になったので条件など調べました。
「WESTERN UNION」は、設立してから160年、世界中の何千ものエージェントを通し、数分の内に送金、受取りができる紙幣振替サービスです。
▼日本でも充実のサービス
日本での送金、受取りにも柔軟に対応しているようで、
・店頭での送金・受取り
・コンビニのファミリーマートのファミポートでの送金
・セブン銀行のATM、インターネット、モバイルバンキングからの送金
が可能です。店頭での送金・受取りは、Travelex、HIS、大黒屋、フィリピンナショナルバンクなど
ファミポートやセブン銀行のネットバンキングからオンラインで送金が可能な国は、
- オーストリア・オーストラリア・カナダ・フランス
ドイツ・アイルランド・イタリア・オランダ・ニュージーランド
ノルウェイ・スウェーデン・イギリス・アメリカ
▼送金する場合
店頭では、依頼書に
・送金人個人情報
・受取人名
・送金金額金額
・送金先国
・送金目的
を記入して、その後受領書と共に送金管理番号(MTCN)番号を確認。
セブン銀行では、銀行口座を開設するとともに、海外送金サービス契約を申し込み、手続き完了後ネットバンキングで手続きが可能になります。
ファミリーマートでは、事前登録申請書、本人確認書類を郵送で送り登録しておき、IDがなどが明記された登録証が送付されてきたら、インターネットから、もしくは店頭の端末で手続きが可能となります。
送金する際の限度額は、
店頭から
:1回の送金につき100万円
セブン銀行ATM・インターネット・モバイルバンキングから
:1回の送金につき50万円
ファミリーマートの端末から
:1回の送金につき10万円(送金手数料含む)
送金する際の手数料は、
インド、インドネシア、韓国、スリランカ、タイ、中国、
ネパール、パキスタン、バングラディッシュ、
フィリピン、ブラジル、ベトナム、ペルー、(ミャンマー)
の14カ国へ送金する時は、
その他の国に送金するよりも手数料がお得になっています。
<店頭>
送金金額 送金手数料
14カ国の場合 その他
10,000円まで 990円 990円
10,001円から50,000円 1,500円 1,500円
50,001円から100,000円 2,000円 3,000円
100,001円から250,000円 3,000円 5,000円
250,001円から500,000円 5,000円 7,000円
500,001円から1,000,000円 6,500円 9,000円
<セブン銀行ATMやインターネットバンキング>
(ミャンマーはその他に含まれる)
送金金額 送金手数料
13カ国の場合 その他
10,000円まで 990円 990円
10,001円から50,000円 1,500円 1,500円
50,001円から100,000円 2,000円 3,000円
100,001円から250,000円 3,000円 5,000円
250,001円から500,000円 5,000円 7,000円
<ファミリーマートの端末からの送金>
送金金額 送金手数料
14カ国の場合 その他
10,000円 990円 990円
10,001円から50,000円 1,500円 1,500円
50,001円から97,000円 2,000円 3,000円
銀行からの送金手数料は、額に関係なく、一律の場合がありますので、送金可能額と手数料を考慮して、銀行を利用するのか、「WESTERN UNION」を利用するのか他の送金サービスを利用するのか選択する必要があります。
▼お金受取る場合
「WESTERN UNION」取扱店へ出向く必要があります。
1)送金状況を確認
2)各情報を準備して、取り扱い店舗へ行く
・送金人の氏名(姓・名 ・ミドルネーム)
・送金元の国名
・送金金額(予想受取額)
・送金管理番号 (MTCN)
・本人確認書類
3)依頼書に必要事項を記入するて、窓口に提出する
・受取人個人情報
・送金管理番号(MTCN)
・送金人名
・予想受取金額
・送金元の国名
受取人が本人確認書類を提出できない場合は、送金人の設定した秘密の質問に答えることで、100USD相当まで受け取ることが可能とのこと。それで現金を受取ることができます。最短で数分で受取とることができるというのは、魅力が高いですね。
▼手段の一つとして
送金先の口座に直接入金されるわけではないので、海外口座を持っていて、投資などを行う場合には、あまり利用する機会はないかもしれないです。
旅行先・出張先の国で急遽お金が必要になった時に、家族や知人から送金してもらい、現地でお金を受取る手段として知っておくと便利かもしれないですね。
送金手数料の面からみると「WESTERN UNION」は、銀行口座の保有率が高くない国、主に送金手数料が安くなっている14カ国への送金で利用率が高そうです。*実際にご利用の際は、各種条件をご確認をお願いいたします。